禅密気功体験談

第二の人生

 私は今まで社会人として45年間を勤め、毎日家と会社の往復そして残業ばかりで、健康・家事・趣味などについてはあまりにも関心がなく、完全な会社人間でした。軍隊に入ったことがある為か、古い人間の為か、体調が悪くても出勤するのは当たり前のことでした。しかし、定年になるとテレビ・新聞・雑誌に取り上げられた、「団塊世代」の様な退職後の病気と急死、定年孤独と離婚など、すごく不安になって来ました。会社では人を使う立場でしたが、退職後の人間関係をいかに円滑にするか、外見は健康に見えるが本当に何にもないのか、今までに溜まって来たストレスをどう解消して自分の健康を維持して行くのか。そして何らかの趣味を・・・。何かしないといけないと思い、とりあえず外に出かけて、いろんな活動を通して地域社会の人々とお付き合いをしました。

 生涯学習の一環として、市民アカデミー講座-----中国禅密気功を開催する公報を見た私は興奮し、なんと講師は中国側の推薦により周 清華師だったのです。その偶然(必然と言った方が正しいかもしれません)の機会により、私は居住地で周 清華師から気功を学ぶチャンスを得たのです。早速申し込みをしましたが、百何十名の希望者が出たため抽選となり、半年後ようやく受講する事が出来ました。その後、禅密気功サークル会という気功グループの活動に参加しまして、「四六時中」という周 清華師から学んだ基本的な考え方(修業方法)で、毎日欠かさずに楽しく禅密の気功態をするようになりました。

 それ以来、何回も周 清華師に同行し中国上海市、浙江省の仏教聖地---普蛇山(海中孤島)などを訪問し、禅密太師及び各流気功蔵人から禅密功の極意-----究極の密処気態と慧中念力禅密大聖宝-----天伝法など"門外不伝" の 気功真髄を秘伝されました。今日まで、禅密功の基本功法----築基功・陰陽合気法(天地部)・双雲功・吐納気法(1.2.3.4.5)・慧功・陰陽合気法(人部)・洗心法の受講を受け、個人教授で六つの派生功法を修行いたしました。

 第二の人生として、心と身体を共に健康を育てる----中国禅密気功(禅密功)、という医療気功についての勉強・研究、そして周 清華という信頼できる気功師との出会い、その経験から得た素直な感想とその素晴らしさ、そして健康な心身を作る真の気功と一歩一歩確実に導いてくれる先生について、その情報を出来るだけ正確に一人でも多くの方に伝えたいという強い思いになり、禅密気功を通して禅密功愛好者と深く交流して行きたいと思います。

気功は私の原動力

 湯河原は馴染みの温泉地でもあり、旅館の水月は初めてではあるが、気の合った友人と同室で、遊山気分で出掛けた。

 開会式後、早速、周先生の熱の入った講義と練習。先ず、築基功の蛹動(ようどう)。先輩の指導もあり、自分の年も体の硬さも忘れて、前後に深く蛹動を繰り返した。初心に戻ったつもりで練習に熱が入りすぎ終わった後、腰椎の辺りに鈍い痛みが続き、家に帰った後もすぐ直らず、二日後、回旋法をやりながら腰椎を調整するという意識すると徐徐に回復しました。

 私の反省として、先輩たちのハイレベルの体験談などを聞くと、自分も早くそうなりたいと焦りを感じるが、私は私なりの練習で徐々に会得して行けばよいと思った。

 二日目は早朝から幕山公園で自然と交流。今年の春、観梅に行ったばかりだったので懐かしくもあり梅林が、深緑の夏川に変わっているのも嬉しく幸せいっぱいで大自然に溶け込んだ。平塚の排気ガスで汚れた私の肺も綺麗になったように感じた。

 癌の予防、治療が出来るとは驚異だ。私が七月に市に検診を受けた際、胸部に影があると主治医に言われ、その後のMRIによる再検査の結果は異常なしとの事でしたがどこまで真実か分からない。半年に一度検査を受けることになっている。

 今回教えていただいた風呼吸をやってみようと思う。前進する時の足元が不安定だが練習すれば上手になるでじょう。

 密処(みっしょ)にどう集中するか?のことを重点的に教えていただいたが、その気感を体中に導引出来るようになるのは、いつのことか?そんな私でも、いつから気功態に入ると気が充満してくるのを感じられるようになった。最近は、多少の疲れは築基功だけで回復できるようになった、とても嬉しく思います。

 年と共に記憶力が衰えてくるのは仕方がない事とは思うものの、最近とみに度忘れが激しく会話の最中にふと言葉が出て来なくなると、とても不安になり、段々人との対話を省略してしまう。こればかりは脳の三円功でも駄目ではないだろうか?

 生きている間は自分の事は自分で出来るように、元気で、いきいきと過ごしたいと願っています。気功は私の原動力です。気功を忘れたときが私の人生の最期(さいご)だとも思っています。平成9年の中国旅行の時も今回の合宿も気功を身近に感じることが出来、とても有意義でした。  来年も再来年も元気で参加できること、祈っています。

 周先生、有難うございました。

平成15年9月
保元堂会員

瞑想の練習で空を飛んだ

 私は一本のローソクをじっと見つめていました。でもローソクはなぜか私の目には一本のローソクに見えませんでした。

ローソクは花のように、又、花火のように広がって見えました。自分の目がおかしいのか、目が近視のせいで遠くが見えないせいなのか・・・・少し不安になってきました。

 そこで自分との葛藤(かっとう)があって、集中出来なくなりそうでした。とにかく集中しようと思い、慧中(けいちゅう)から丹田(たんでん)の間を行ったり来たりして気を流しました。

 どのくらいの時間がかかったかは、わかりません。

 でも身体がだんだん抜けていき音楽だけが聞えてきました。とてもいい曲だなあ??と思って聞いていました。そして気がついたら空を飛んでいました。

 とても気持がよくて、雲の上に乗ったら落ちるのかなあ??と思い空だけを飛んでいました。

 空を飛んでいる時、ゆかたを着て胸をはだけそうな自分がいて、そのはだけたゆかたをなおす事が出来ない自分がいました。もしかしたら催眠術にかかっているのかなあ??と思ったりして、とても不思議な出来事でした。自分の身体から抜け出している自分がいました。

 とりとめのない文で申し訳ありませんが自分の感じたままを書いて見ました。

平成15年 10月

保元堂会員  

意念集中の大切さを学ぶ

大変内容の濃い研修だったと思って居ります(一日だけでしたが)癌予防と自己治療の意識呼吸と歩き方何となくバランスが取れないようでしたが、練習をしながら自分なりに感じとれるような歩きが出来ました。散歩の時樹木、水、緑の木との呼吸を合わせる一体となれるような意念、意識して頑張ります。集中力アップ密処(みっしょ)の集中は最初はよく分からないようでしたが、途中から股関節を八の字に動かす呼吸で密処が何かあったかく、呼吸と一致するようになりました。雑念をすて、意念を集中させる事が気功の基本である事が先生の一心の説明で真剣に学ぶ事が出来ました。

 円満収功の時内気外気を蠕動(じゅうどう)させた時両腕がぬるま湯の中を廻っているような感じでした。何時もの収功とは違っていました。前日の集中力と瞑想これを勉強したかったですが、又教えて下さい。

 ありがとう御座いました。

平成15年 10月

平塚気功会会員

実り多かった気功合宿参加

初めて、一泊研修に参加の機会を得て、数々の有意義な体験をすることが出来ました。

 築基功練功:蛹動(ようどう)、狃動(にゅうどう)については、精神的、身体的な動きが、日項とは違ったスムースな気持で、体が軽く、自然に動き『右ほほ』が温かく感じ、肩、首、頭など上半身が軽くなりました。無心で集中することが出来たことの効果と思いました。

 集中力アップでは、ローソクの炎に集中し、しばらくすると、炎を中心として周囲に赤く、ピカピカ光り、サッカーボール状に輝き、その炎が大きくなり、又、小さくなったりする現像(前、後)が起きました。

 樹木との対話(気の交流)では、私は川のせせらぎ、雄大な山の自然な恵み、空気のおいしさを十分に味わうことが出来ました。大きな杉の木と対話をしましたが、残念ながら『気の交流』を感じることが出来ませんでした。

 各支部の会員が一同に集り、先生よりご指導に感銘いたしました。先生をはじめ、役員の方々に感謝いたします。

 今後、日常生活の中で、練習を積み重ねにあり、修得してゆきたいと思います。

平塚気功会会員

気功は心身の『ゆがみ』をただす

周先生へ

 合宿研修会を開いて頂きありがとうございました。先生の熱心な御指導にはさぞ、お疲れになった事と思います。でも私にとっては楽しく気功を本当に考える、とても良い体験になりました。

 また『気』をしっかりと感じる事は出来ませんが、毎日の生活の中で意識を持つようになりました。深い意識はなかなか出来ませんが『気』を意識しようと思うと気持がゆったりしてリラックスできます。

 合宿から帰って、次の朝から、近くの神社(歩いて五分)へ行き、大きな木を決め、木と対話したり、音を聞いたりして朝スガスがしい気分になれます。周先生に出会う事がなかったら木には音があるなんて、一生知る事もなかったし、神社のかたすみにあるこんな大木には全然気がつかなかったと思います。

 合宿以来、本当に気功は、体にとっても心にとっても『ゆがみ』をただすものではないかしらと思うようになりました。

 このような合宿をこれからも続けて欲しいと思います。今回は盛り沢山の内容でしたが2〜3点にしぼって、復習のような感じで、しっかり頭の中にたたき込んでいくのもいいのではないかと思ったりしました。

 一年に1回こんな合宿があったらいいなぁ??と思っています。

 本当にありがとうございました。

平成15年10月

平塚会会員

木と気の交感で気功態に入った

 今回の気功合宿研修に参加して、色々のことを学ばせて頂きました。

 築基功の仕方がまだ良くわからないところがあったので、教えていただいて、ずいぶんわかり勉強になりました。それからいろいろの体験の中で強烈に感じたのはさわやかな緑の山々、木々の中で木と気を交換したことです。

 私がしばらく木と気を交換し合っていたら、一方の手の指がビリ??とし、体の背中から腰にかけてとても熱くなり、頭の中がボワーとして気持が良くなりました。木と気を交感し合うことができるなんて考えたこともなかったので、初めての経験で嬉しくもあり、とても新鮮な思いでした。

 御指導、有難うございました。

平塚気功会会員

頭痛・肩こり・歯痛・腰痛・胃痛・捻挫は治すことができました

 私は小さい頃、とても病弱でお医者さんのお世話になりっぱなしでしたが、反面、病は薬だけで治るものではないということも子供ながら感じていました。20代・30代は生活の忙しさから病気とは縁が薄くなっていましたが、40代の更年期に入った頃より、自律神経・無気力・女性特有ののぼせ・冷え症・肥満などと直面し、針治療に通い、初めて東洋医学の治療を受けました。

 平塚禅密気功のお知らせを見て、メンバーになり練習を開始しました。気功を始めて間もなく、練功中、先生の指導で、気を取り入れたとき、慧中から背骨に沿って大きな気の固まりがものすごい速さで尾骨に落ちたことがありました。その重さ、熱さにびっくりしましたが、今でも忘れることなく、練功するといつでもこのような感じが得られます。それまでは、人間にとって生命の基は、血の流れだとばかり思っていましたから。

 気功は一般治療などとは違い、何の道具も無く、薬も飲まない、とても簡単です。自分自身が気と向き合えばよいのですから。先生の指導に従い、自分自身と向き合い、自分の内面を見つめていくことにより、精神面・肉体面を調整していくことが出来ます。今までに、頭痛・肩こり・歯痛・腰痛・胃痛・捻挫は直すことが出来ました。

 自分の持っている自然治癒力を強くしていき、気功の中で先生が教えてくださる東洋的な考え方、陰と陽を基に考えていきますと、生活の中での精神的な悩みも答えが見つかり道が開けてきます。気功は私にとって、生命に欠くことのできない心身の唯一の健康法と思っています。これからも、ご指導よろしくお願いします。

「質問」 丹田の場所がまだはっきりわからず困っています。へそ下2cmぐらいの奥を意守するのですが、それが点なのか、豆粒ぐらいなのか?丸なのか、四角なのか?私の丹田、どこにあるの?収功の時、おなかの中全体が熱くなっても、それ全部丹田?先生お願い!教えてください。

禪密功の会に出会って

 私は少女の頃キリスト教の洗礼を受けた。完全に信仰を持ったからではなく、ただ救いを求めてのものだった。

 40代中頃、しきりと仏教の本を読んだ。法華経を読んで、読み終わったとき、救われた思いを抱いた。それでいながら、主の祈り(キリスト教の)を祈り、時に法華経を唱えた。入浴中にさえ祈らなければいられない思いがしばしばだった。

 一昨年、夫に先立たれ、その前後からウツ病となり、食事も取れなくなってしまい、子供の頃からの友人が心配して、禪密功の会に誘ってくれた。医師に診てもらい薬を飲んでいたが、夫の一周忌がすんで入会した頃は、戴いたプリントもあまり読むことが出来ず参加してるだけという状態だった。

 それでも、夏ごろから少し良くなり、10月ごろから、先生ご指導の通り、毎夜30分から40分位気功をし、新聞やプリント、その他、本なども読めるようになり、自覚的にはウツも治癒したように感じ始めた。

 11月中旬頃、気功をしていて、ふーっと自分は風だ、大地でもあり、石ころでもあり、そよぐ木であり、川であり、雲でさえある、と感じた。安心と開放感を味わった。おそらく生命が終わるとき、自分はそのようであり、星そのもの、宇宙空間そのものとなるのだろうと感じた。その後、家事をしていても、「ふっ」と、そのような感覚を持った。(正月に、子供たちが帰宅し、大勢のための炊事や、長時間の会話にまぎれて、その感覚を常時持つことは出来なくなった。が、かつての祈りはその感覚へと変化してきている。)

 禪密とは、このような功なのだろうか。精神面とは別に、腰痛が治り、胃腸の具合も良くなっている。自分の持ち時間の中で出来るだけ励んで行きたいと思っている。感謝です。どうぞやっと始めようとしてる私をよろしくご指導くださいますよう、お願い申し上げます。

平塚気功会  会員

眠剤を飲む回数が減りました

 気功教室の生徒として先生にお世話になりまして、早くも六年が過ぎました。努力不足と鈍感で思うように進歩しませんが、起居振舞いが軽く楽になりました。眠剤も以前より飲む回数がわずかですが少なくなりましたことは気功の成果と喜んでおります。手と共に頭も体も衰えて行くのを現状維持できますようこれからも気功を続けたいと思ってます。どうぞよろしくお願いいたします。

 先生に診断していただきたいのですが、私は冷え・のぼせで長年苦しんでいます。下腹部のすっきりしないことがあり心配しています。冷えと関係があるのでしょうか?また腸に異常があるのでしょうか?解りやすく(素人ですし、理解力が衰えてますので)説明して頂きたくお願いいたします。

保元堂会員

血圧が安定、狭心症の発作が無くなりました

 何時もわかりやすく説明していただき本当にありがたく思っております。家での練習は心と体がなかなか一致しませんが、少しの時間でもできるように心がけています。

 回旋法を少し長めに、それから蛹動(ようどう)・擺動(ばいどう)に移って行きます。そこまでくると、脊椎や頚椎が柔らかくなったようで集中できるのですが、狃動(にゅうどう)になると動作が速くなってしまい、ゆっくりゆっくりと心で思いながら続けています。

 以前、体の前で縦8の字が出来なかった時は少しの時間でも手が動くようになり、一生懸命練習しました。そのとき初めて肩から両手か何かで包まれているような強い温かさを感じました。自分なりに集中した意念ではないかと思いました。最近、教室で練習のとき、体が宙に浮いてしまいそうになるときがあります。何なのかわかりませんが。

 私は、以前、東海大学病院の先生に、年とともに腰痛がひどくなりますよ、といわれておりましたが、気功を続けている為か、現在では気になる痛みはありません。血圧も安定しております。狭心症の発作も無くなり、自分なりに集中して、一つ一つ楽しく皆さんと一生勉強させていただきたいと思っております。よろしくお願い致します。

保元堂会員